日常生活でできる花粉症対策

毎年訪れる花粉シーズン。症状が長引くと非常につらく、ストレスや不眠にも…。そこで今回は、日常生活に取り入れやすい花粉症対策をいくつか紹介してみたいと思います。

花粉症とは

kafunn空気中を浮遊している花粉(スギやヒノキなど)が鼻粘膜に付着し、それを排除しようとするアレルギー反応で、くしゃみや鼻水、鼻づまりなど風邪と似たような症状が現れます。

症状が進行すると、目や喉、皮膚など花粉が付着した他の部位でもトラブルに…。
重症化を防ぐためにも適切な対策が必要になります。

 活性酸素が大量に発生している!

鼻や喉の粘膜に炎症を起こす花粉症。通常、活性酸素が放出されるのは細菌が体内に侵入し、その細菌が破壊される時です。炎症が起こるその場所には、“活性酸素”が大量に発生している状態。

身体に悪影響をもたらす悪玉活性酸素が増えると、炎症の拡大に。炎症の広がりを抑えるには、活性酸素の発生を防ぐことが大切です。

 水素の優れた性質

水素には身体に発生した活性酸素のうち、悪玉活性酸素のみと結びついて無害な水(尿や汗)となって体外に排出する優れた性質を持っています。

日常生活での対策

花粉症対策には、花粉を体内に侵入しないようにすることが何よりも大切です。
手洗い、うがい、マスク、めがね着用で粘膜を保護したり、湿度を40%以上に保つのも対策のひとつ。

薬を使用しているのに症状が改善されない…という場合は、もしかすると生活習慣に原因がある可能性も。花粉との接触を防ぐことや悪化させない、規則正しい生活を意識することを心がけましょう。

◎窓の開閉は注意する

mado花粉の飛沫が多い時は、しっかりとドアや窓を閉めて花粉の侵入を防ぐことが大切。室内の換気をする際は、タイミングに注意して晴れて風の強い日や昼過ぎは窓を閉め切っておきましょう。

◎掃除はこまめにする

souji外出時に着ていた衣服に付着したり、窓から入り込んだりと花粉は様々なところから家の中に侵入しています。花粉シーズンは特にこまめに掃除を行いましょう。舞い上がる花粉やホコリを吸い込んでしまわないようにマスクを着用して行ってくださいね。

◎栄養バランスのとれた食生活

eiyou緑黄色野菜や果物に多く含まれる、βカロテンやビタミンCなど抗酸化作用の栄養素が有効。花粉症を悪化させる活性酸素を減らす効果が期待できます。

日頃から栄養バランスのとれた食生活を意識して、暴飲暴食は避けアルコール摂取や刺激の強い香辛料などは控えめにして体に負担をかけないようにしましょう。

花粉症に有効な食品
▪βカロテン、ビタミンC ブロッコリー、にんじん、キウイなど
▪ポリフェノール 大豆食品、れんこん、トマトなど
▪食物繊維 海藻類、根菜類
▪発酵食品 納豆、ヨーグルトなど

◎十分な睡眠

suiminn 睡眠不足はストレスの原因です。しっかり睡眠をとって疲労を溜めないように心がけましょう。とくに春は、仕事や私生活での環境変化も多く、ストレスを受けやすい時期でもあるので意識しながらリラックスして休養できる時間を作ってみましょう。

 花粉の時期ピークを過ぎても注意
花粉症のピークは、一般的に2月~4月と思われていますが、意外と量も種類も多いのが5月。さらに、アレルギー性鼻炎の悪化原因となる黄砂も3月~5月に多く飛ぶようです。まだまだ花粉症も黄砂の飛沫ピークは続いているので、気を抜かずしっかりと予防していきましょうね。