活性酸素を増やさない生活術

活性酸素は常に作られている

私たちは呼吸によって酸素を取り込み、食事で摂った栄養素を燃やしてエネルギーを作り出しています。
この過程の中で約2%が「活性酸素」になるといわれています。

活性酸素は体内に侵入した細菌やウィルスの攻撃から身体を守ってくれる大事な物質で、酸化力が非常に強いため過剰に発生しすぎると正常な細胞までも攻撃してしまいます。

活性酸素を増やしてしまう原因

喫煙、飲酒、ストレス、紫外線、食品添加物、放射線、排気ガスなどの環境汚染物質など…

活性酸素から身を守るしくみ

人間の身体には、もともと尿酸・アスコルビン酸・メラトニンといった抗酸化物質が存在します。
つまり、抗酸化作用はすでに私たちの身体に備わっています。

しかし、抗酸化作用は20代をピークに年齢とともに低下してしまいます。
年齢とともに防御力が弱まり、反対に活性酸素の働きが強まって身体に悪影響が及んできます。
そのため、身体の中で作られる抗酸化物質を補助するために身体の外からも多種類の抗酸化物質を取り入れていくことが必要なのです。

抗酸化物質どんな働きをするの?

・活性酸素の発生を抑える

・活性酸素の酸化力を抑える

・活性酸素で受けた被害を修復する

活性酸素を増やさないために

【その1】生活習慣を見直す

・タバコタバコは大量の活性酸素を発生させるだけでなく、
抗酸化物質のビタミンCも破壊してしまいます。
・アルコールアルコールの分解過程で活性酸素が発生します。
食事と一緒に適量を心がけましょう。
・適度な運動激しい運動をすると呼吸量が急増し、活性酸素が発生を促します。
ウォーキングなどの軽めの運動は、抗酸化酵素の働きを高めてくれます。
・紫外線紫外線は皮膚細胞でも活性酸素が生成され、シミ、シワの原因になります。
外出時は紫外線対策していきましょう。
・ストレスストレスによる神経の興奮が活性酸素の発生を引き起こします。
気軽な解消法を身につけてストレスを溜めない生活を心がけましょう。

【その2】食生活を見直す

抗酸化の基本は、何といっても「食」。普段の食事によって抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することを心がけてみましょう。単独で摂取するよりも様々な食品を組み合わせてバランスよく摂取することが大切♪

・ビタミンAニンジン、ほうれん草、ピーマン、ブロッコリー、レバー、乳製品など
・ビタミンC赤ピーマン、ジャガイモ、グレープフルーツ、アセロラ、キウイなど
・ビタミンE植物油、ナッツ類、種子類、ほうれん草、ブロッコリーなど
・ポリフェノール類ブルーベリー、緑茶、紅茶、柑橘類、豆類など
・カロテノイド緑黄色野菜、果実類、海藻類、甲殻類など

最後に

日常生活の中には、活性酸素をふやしてしまう原因がたくさんあります。食生活はもちろんのことこれまでの生活習慣も含めてトータルで見直すこと。それと同時に、活性酸素を作り出す要素を減らすことも気を付けながら過ごしていきましょう。